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2024.02.06

暖房費を安くするには?冬の電気代節約のコツ6つ

目 次

冬の冷え込みが厳しい日に、首都圏を中心に電力逼迫(電力不足)が懸念されることが増えました。実は、夏よりも冬の電気代のほうが高くなりがちです。原因のひとつとして、冷房より暖房の電力消費量が大きいことがあります。冬場の電気代を安くするには、暖房費用を抑えることがカギ。知っておきたい節約のコツをご紹介します。

消費電力の大きい家電は?

出典)温室効果ガスインベントリオフィス/ 全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(https://www.jccca.org/)より

上記は家庭における消費電力量の内訳を示したグラフです。エアコンや冷蔵庫が占める割合が大きくなっています。

※環境省「平成25年度 家庭における電力消費量実測調査報告書」の月別電力消費量(首都圏・戸建)より作成。
https://www.env.go.jp/content/900449221.pdf

上記グラフは、おもな家電の電力消費量の推移をおおまかに示したものです。テレビの消費電力量は年間を通してほとんど変わらず、冷蔵庫も気温の影響を受けてはいるものの比較的安定しています。一方エアコンの消費電力量は変動が大きく、夏(8月)と冬(12〜2月)に大幅に増えることが分かります。
冬季は夏季よりも室内外の温度差が大きくなりやすいことが特徴です。例えば真夏の猛暑日、外気温35℃のときに冷房の設定温度を28℃とすると、その差は7℃。一方冷え込みの厳しい冬場、外気温7℃のときに暖房の設定温度を20℃とすると、その差は13℃になります。外気温とエアコンの設定温度の差が大きいほど消費電力も増えるため、冬場の電気代は高くなりやすいのです。

暖房費を節約する6つのポイント

エアコンをはじめとした暖房機器にかかる電気代の節約方法を紹介します。ただし省エネを目指すあまりに寒さを我慢して体調を崩してしまっては元も子もありません。あくまでも無理のない範囲で取り組みましょう。

ポイント1:設定温度を見直す

環境省が推奨する冬季の室温の目安は20℃です。暖房機器の設定温度が必要以上に高くなっていないか、見直してみましょう。エアコンの設定温度を1℃下げれば、約10%の消費電力削減が見込めます。
出典:エアコンの使い方について│環境省 https://www.env.go.jp/earth/ondanka/kateico2tokei/html/energy/detail/06/

ポイント2:衣類で調整する

設定温度を見直したら、必要に応じて衣類で調整しましょう。効率よく体を温めるポイントは「3つの首(手首・首・足首)」を覆うことです。太い血管が通っている部位をしっかりと保温することで、体温が逃げにくくなります。

ポイント3:エアコンの使い方を見直す

「エアコンをこまめに入り切りしているのに、電気代が下がらない」このように感じているなら、使い方を見直した方が良いかもしれません。エアコンは立ち上げ時の消費電力量が大きいため、頻繁に入り切りを繰り返すとかえって電気代がかさんでしまうことがあるのです。就寝時や長時間の外出時にスイッチを切るのは節電になりますが、在宅しているときにはつけっぱなしの方が消費電力量は小さくなります。タイマーや予約機能の活用もおすすめです。

ポイント4:暖かい空気を逃さないようにする

出典)温室効果ガスインベントリオフィス/ 全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(https://www.jccca.org/)より

暖房の熱が最も流失しやすい場所が、開口部(窓やドア)です。窓を複層ガラスや2重サッシにすることで、住まいの断熱性を向上できます。そのほか、カーテンを遮熱タイプに変えたり、ぴったりと閉まらないドアには「すき間テープ」ですき間を埋めたりして、暖かい空気を逃さないようにしましょう。

ポイント5:空気を循環させる

暖かい空気は上方に、冷たい空気は下方に溜まる性質があります。そのため暖房をつけているのに足元は寒いまま、ということになりやすいです。扇風機やサーキュレーターで空気を循環させれば、室温のムラを改善して効率よく居室全体を暖めることができます。

ポイント6:加湿して体感温度を上げる

同じ気温でも、湿度が高いと体感温度が上がります。冬は空気が乾燥しがちなので、加湿器などを使用して室内の湿度を40〜60%ほどに調整しましょう。居室を適度な湿度に保つことは、風邪やインフルエンザの予防にも効果的です。

電気代を抑える省エネルギーな住まいとは?

省エネルギーに配慮した家なら、快適な住環境を叶えながら電気代を抑えることができます。

太陽光で電気をつくる

太陽光発電システムを設置すれば、電気を自給自足することができます。蓄電システムと組み合わせることで、昼間作った電気を夜間に使用することも可能です。災害などによる停電への備えにもなります。

高気密・高断熱で暖かさを逃さない

高気密・高断熱住宅なら、室内の暖かさを効率よく保つことができます。高気密住宅とは、空気が逃げるすき間がない家のこと。高断熱住宅は断熱材により外気温の影響を受けにくくした家です。冷暖房の効きが良いため夏も冬も電気代が節約できます。

全館空調で24時間快適

全館空調は、住まい全体の空調を集中管理するシステムです。エアコン1台(建物の広さによっては2台)で家中を24時間、温度差のない快適な気温に保つことができます。高性能フィルターによる換気機能も備えているため、空気は常に清潔です。

まとめ:電気代節約のコツは暖かさを逃さないこと

冬の電気代は、エアコンが占める割合が大きくなります。暖房費を節約するおもなポイントは「設定温度を高くしすぎない」「暖かさを逃さない」こと。また、エアコンは頻繁にスイッチを切るよりも、つけっぱなしの方が消費電力量は少なくなります。家を建てるなら、高気密・高断熱の省エネ住宅で快適な毎日を過ごしませんか。

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