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2024.02.06

セカンド冷凍庫で家事をラクに!置き場所のポイントは?

目 次

最近、食品の値上げが相次ぎ、節約のためにまとめ買いをする人が増えているそうです。テレビやネットでは、大容量の商品を扱う“コストコ”や“業務スーパー”が話題ですよね。でも、まとめ買いで悩ましい問題が、すぐに冷蔵庫・冷凍庫内がパンパンになってしまうこと。そこで注目を集めているのが「セカンド冷凍庫」です。この記事では、2台目の冷凍庫を設置するメリット・デメリット、便利な活用法、使いやすい置き場所のポイントをお伝えします。

セカンド冷凍庫のメリット

食品をまとめ買いできる

セカンド冷凍庫があれば、一度にたくさんの食品を保存することができます。そのため忙しい方や家族が多い世帯でも、買い物の頻度を減らすことが可能です。セールのときにまとめ買いしておけば、家計の助けになりますし、おかずをまとめて作り置きして冷凍保存することもできます。また、近年人気を集めている冷凍宅配弁当は、容器がかさ張りがちで、複数食が一度に配送されます。まとまった保存場所が必要なため、セカンド冷凍庫があると安心です。

緊急時・災害時の備えになる

近ごろ、毎年のように起きる自然災害。大きな地震や豪雪の影響で物流がストップすると、スーパーやコンビニの商品棚はすぐに空っぽになってしまいます。そんなときにも、セカンド冷凍庫に食品ストックがあれば数日間を乗り切ることが可能です。非常時にも安心感を提供してくれる、頼もしい存在になるはず。

食品以外の保存にも便利

セカンド冷凍庫は食品と一緒にしたくない物の保存にも便利です。爬虫類や熱帯魚を飼っていると、冷凍の生餌(虫やマウス)を与えることがあります。また、釣りが趣味の方も、生の餌を使うことがありますね。でも、冷凍マウスや虫を食品と同じ冷凍庫に入れる…それはさすがに家族に猛反対されても無理はありません。餌を別に保存するために、セカンド冷凍庫の用意がおすすめです。

セカンド冷凍庫のデメリット

電力消費量がかさみやすい

冷凍庫を2台使うと、やはり気になるのが電気代。消費電力が増えてしまうことは確かです。ランニングコストを抑えるために、省エネ性能が高い製品を選びましょう。

管理の手間が増える

冷凍庫が2台になると、管理の手間が増えます。特にチェックしておきたいのが“霜取り機能”の有無です。霜取りとは、冷凍庫内に発生した氷の塊を溶かして取り除くこと。この作業をしないと庫内でどんどん氷が大きく育ってしまいます。基本的に2ドア以上の冷凍・冷蔵庫は霜取り不要な「ファン式」のため、ピンと来ない方も多いかもしれません。

冷凍・冷蔵庫は冷やし方により「直冷式」と「ファン式」とがあり、ファン式は自動的に霜取りが行われます。直冷式はファン式に比べて運転音が静かで安価ですが、定期的な霜取り作業が必要です。セカンド冷凍庫を購入するなら、自動霜取り型の製品を選べば、管理の手間をグッと軽減することができます。

設置スペースを確保する必要がある

セカンド冷蔵庫を置くために、もう一台分のスペースを確保する工夫が必要になります。キッチンにこだわる必要はありませんが、置き場所が限られているからと生活動線から外れた場所に設置してしまうと、出し入れが面倒になり活用の機会が減りがちです。

セカンド冷凍庫のおすすめ設置場所

セカンド冷蔵庫の使いやすさは、置き場所により大きく変わります。目的に応じて、おすすめの設置場所を探ってみましょう。

キッチン、パントリー

まず候補になるのが、キッチンやパントリーでしょう。パントリーとは、食品の買い置きやキッチン用品を保管するための収納庫です。セカンド冷凍庫をここに設置すると、料理の際に必要な食材をすぐに取り出せます。

リビング

お酒好きの方なら、セカンド冷凍庫をリビングに置いてミニバー代わりにしてはいかがでしょうか。冷凍庫にお気に入りのお酒や氷を用意しておけば、リラックスタイムに手軽にグラスを傾けられますし、ゲストのおもてなしにも便利です。

シューズクローク、ガレージ

シューズクロークやガレージのセカンド冷凍庫は、食品以外のものを保存するのに便利です。ペットの餌や釣り餌など、普段の生活空間で保管したくないものをまとめておくことができます。

屋外、テラス等

庭先やテラスにセカンド冷凍庫があれば、バーベキューやガーデンパーティーの際に、氷や食材をすぐに取り出せます。この場合、耐久性の高い屋外設置対応モデルの製品を選びましょう。また、屋根や庇(ひさし)があり直射日光や雨がかからない場所が推奨されています。

セカンド冷凍庫の設置場所のポイント

セカンド冷凍庫の設置場所を確保するときに、知っておきたいポイントを確認しておきましょう。

キッチンの冷蔵庫の隣に、セカンド冷凍庫を設置した事例です。壁面のオープン収納は可動タイプのため、冷凍庫のサイズに合わせて棚板を移動することができます。

コンセントを設置する

セカンド冷凍庫を置く場所には、アース端子付きのコンセントを設置しましょう。湿度が高い場所で使用する家電や高電圧の製品の電源プラグには、アース線が付いており、これをアース端子につなぐ必要があります。アース線とは、万が一家電から漏電が置きた際に電気を逃し、火災や感電事故を防ぐことを目的とした装置です。ただし最新の冷凍庫・冷蔵庫のなかには、内蔵アースや絶縁対策によりアース線の取り付けが不要な製品もあります。

フレキシブルに使えるようにする

冷凍庫を設置するときには、本体と壁との間に一定の距離を空ける必要があります。そのため、設置予定の冷凍庫に合わせてスペースを設ける際には、背面と側面に余裕をもった大きさを確保しましょう。

また、将来的に使用目的が変わる可能性も考えておくと安心です。ひとまわり大きな冷凍庫を格納できる広さがあれば、買い替えの際に問題なくサイズアップできます。壁に下地を入れておけば、ウォールシェルフを取り付けて収納スペースに転用することが可能です。

運転音に注意する

冷凍庫は庫内の温度を調整する際に運転音が大きくなることがあります。そのため、製品選びの際には静音性を重視するのがおすすめです。特に音に敏感な方は、置き場所も慎重に検討しましょう。寝室の近くなどに設置する場合は注意が必要です。

置き場所と用途に合った冷凍庫を選ぶ

冷凍庫には上開き型と横開き型があるので、置き場所や用途に合わせて選びましょう。上開き型は冷気が逃げにくいことがメリットですが、冷凍庫の上部に扉を開くための空間を確保しておく必要があります。横開きの場合は、どちらの方向からアクセスするかを考えて、右開き・左開きを選択しましょう。また、コンパクトな空間に設置する場合は、扉を全開することができるか、扉を開けたときに体の逃げ場があるかを考慮する必要があります。

セカンド冷凍庫の設置事例

フレキシブルな収納とセカンド冷凍庫

キッチンの冷蔵庫の隣に、セカンド冷凍庫を設置した事例です。壁面のオープン収納は可動タイプのため、冷凍庫のサイズに合わせて棚板を移動することができます。

大容量パントリーのセカンド冷凍庫

キッチンの奥にパントリーを設け、冷蔵庫とセカンド冷凍庫を置くスペースを確保しました。6人家族の食材を1週間分まとめ買いしても、スッキリと収まる大容量。パントリーを通り抜けられる回遊動線のため、家族がキッチンに立っているときにも、反対側から冷凍庫にアクセスできます。

まとめ:セカンド冷凍庫で暮らしがより便利に

セカンド冷凍庫があれば、食品をまとめ買いすることができ、作り置きや冷凍宅食も活用しやすくなります。また、ペットの餌や釣り餌の保存にも便利です。ただし、消費電力量が増える、設置スペースが必要、といったデメリットも考慮しましょう。セカンド冷凍庫の設置場所はキッチンやパントリーのほか、リビングやガレージといった選択肢もあります。用途や生活スタイルに合わせた置き場所を見つけ、暮らしをより快適で便利なものにしてください。

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